真岡木綿について

・江戸時代の和訓栞によると「真岡木綿」は元禄から享保期に始まり、次第に関西までその名を知られるようになったとある。真岡木綿の晒は丈夫で絹のように肌ざわりが良く、また他の木綿晒よりも純白で変色しないことなどが評判となり、江戸後期に全盛期を迎え年産38万反に達しましたが、開国後、外国産の綿糸や綿織物の輸入により衰退し、その後機械化による大量生産も進み、昭和初期には生産されなくなりました。

・真岡木綿は、1986年真岡商工会議所の会員有志により復興され、1988年には栃木県の伝統工芸品に指定されました。

・工房では復興後以来、棉栽培から機織りまですべて手作業で行う自然と調和したライフスタイルを継承しつつ、環境にやさしい持続可能なものづくりに取り組むとともに、現在は、多様な織物を織る技術を身に着け、デザインも含め現代のニーズに合った織物づくりを目指しています。

・真岡木綿の商品は反物から小物まで多岐にわたって制作しており、地域の人々や企業等にも利用されています。また、市庁舎などでは建物内装としても利用されています。
 

「真岡木綿工房」の概要

事業主体:真岡商工会議所
設  立:1986年(昭和61年)
住  所:栃木県真岡市荒町2162番地1
TEL:0285-83-2560
FAX:0285-85-8150
Mail:mokamomen@gaea.ocn.ne.jp
織姫(工房スタッフ):14名